監督する立場でみる「努力」

了徳寺学園医療専門学校の校長に就任し
1年間が経ちました.
皆様には多大なるご支援・ご協力を賜りまして
誠にありがとうございます.

理事長が命をかけて設立した学校で
教職員を監督するという立場になり
大きな責任を感じながら
できることを一歩ずつ進めています.
特に,大学全入時代といわれる中で
専門学校教育のあり方を考えてきました.

色々考えてきましたが
「教育の質」にも
「学生の目標達成」にも
その基礎になる
「学生の動機」にも
教職員の熱意と謙虚さが大事なことが
よくわかってきました.

綺麗事は,誰でも言えるので
少し変わった話をします.
どこの組織にもあるであろう
本質的課題についてです.

人の内面には「努力」という
悪魔のコトバが棲んでいます.

「こんなに努力しているのに
 なぜ評価してくれないんだ」

私自身も酒を呑みながら
クダを巻いていたことがあったと思います.
でも,監督する立場になると
「努力」を評価することはなく
「努力の方向」とそれによって
得られた「成果」を合わせてみて評価をします.
個人の努力の方向が組織の向かうべき方向と
一致していなければ意味がないからです.

社会の中での組織の評価となれば
「成果」のみが評価の基準になると思います.

校長の仕事で最も難しいことは
見えない未来を予測し
組織の向かうべき方向を指し示すことと
教職員個々の「努力の方向」を
その組織の向かうべき方向に向けさせること
だと感じています.

これは,スポーツのコーチングにも一致しますよね.
さて,今日も難しい仕事をやっていきたいと思います.

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